感動シリーズ

2021.4.28 コラム

元プロ野球選手のイチローさんが出演する動画を見ました。
動画はSMBC日興証券の公式サイトなどで公開されているもので、「もしもイチローが社長だったら」という設定でイチローさんが数々の質問に答えられています。

その中から2つご紹介します。

まず 1つ目は・・・
「どのような社員・部下と働きたいですか?」との質問に、イチローさんはまず「こういう質問をされた時に想像するのは、いいときではなく、悪いときなんです。ミスをしてしまった時、どんな態度をこの人は取るのだろう。その時に一杯いろんなものが見える」と回答。

その上で、「まず自分と向き合う人がいいです」「まず自分を振り返ってみる姿勢を持っている人間。ピンチの時に後ろ向きな人と会いたくないので、(一緒に働くのは)遭難した時に一緒にいたいタイプがいいです」と独特な例えで表現されていました。

2つ目は・・・
「採用面接では何を質問する?」との問いに、イチローさんが絞り出したのは「人の悪口は言いますか?」という質問。この質問を投げかけられたインタビュアーが「僕は言います」と返すと、イチローさんは「それを、その人の前でも言えますか?」と重ねて尋ねられ、インタビュアーが「言えないです」と答えると、イチローさんは「だとしたら僕は悪口を言って欲しくないです」とし、「その人の前でも言えるなら陰口、悪口を言ってもいい。でも本人の前で言えないのなら、僕は言わないというルールがあって、それは人が見える。だから、インタビュアーを採用しないです。」と自らの考えを。
最後に、もし「言っちゃうと思います」という返答ならば「100点です」と回答されています。

遭難した時、一緒に居たいと思える人いますか また、居たいと思ってもらえる自分なのでしょうか?
日本のプロ野球や米・メジャーリーグでヒットを量産し、偉大な安打記録を打ち出したイチローさん。“レーザービーム”など、その華麗な守備も多くの人の目に焼き付いています。
そんなイチローさんの言葉の重みを感じました。